一般社団法人 新コミュニケーション協会JAPAN Official Website

2025年万博イヤー 戦後80年世界最後の被爆地長崎から      

コミュニケーションで日常から平和な社会の創造
「長崎モデル」を世界に発信

福祉や教育などの『支援』の現場を軸に、みんな笑顔!互いを讃え、育み合うコミュニティの広がり

【福祉現場】では、自分を好きになると湧き上がる働く喜びで、笑顔とみんなの幸せ

【教育現場】では、自分を好きになり、被害者も加害者も生じない関係性で一致団結!

最後の被爆地長崎が、これからの新しい時代の平和のカタチを日常から“魅せていく”始まりの地に!
その“モデルケース”となる思いで活動を展開、万博でその思いを世界発信することの取材を受けました。

〈掲載内容〉

大阪・関西万博にブース出展・ステージ発表!

障害者の就労支援やまちづくり事例
世界各国が参加する「大阪・関西万博」の開幕まで約3カ月。長崎市で障害がある人の就労支援やユニバーサルなまちづくりを目指し活動している一般社団法人「新コミュニケーション協会JAPAN」の中原圭子会長らが、自分たちが実践する「長崎モデル」を世界に発信しようと、8月のブース出展とステージ発表に向け準備を進めている。
20年ぶりに日本で開く同万博が掲げるコンセプトの一つは「共創」。人類共通の課題解決に向け、新たなアイデアを創造、発信する場にして2030年までのSDGs(持続可能な開発目標)達成へと弾みをつける狙いがあり、市民参加型のプログラムが用意されている。
中原さんは、障害者らに就労や生産活動の機会を提供する就労継続支援B型事業所「たまご」(住吉町)の代表理事も務める。
長男に発達障害があり、以前は「どんなに頑張っても、わが子も自分も偏見の目で見られるんじゃないか」と恐怖心や葛藤を抱えていた。
だが、自己否定や被害者意識といった思い込みをなくす思考法を学んだことで「相手は自分自身を育む大切な存在」であると認識に変化が。それからは他人に影響されない、新しい物事の捉え方を「新コミュニケーション」として提唱。
同協会を立ち上げ、福祉や教育の現場で地域やさまざまな立場の人を巻き込んだ、”心のバリアフリー”を実践している。
例えば、「たまご」では、就労する利用者が隣接する住吉中園商店街の清掃や福引会場の仕事を任されている。活動を続けるうち、顔なじみになった利用者の姿が見えないと、「あの子、最近どうしてる?」と気にかけてもらうことも増え、地域と一緒に育んでいく関係性ができつつある。
また、小学校では薬剤師としての知識も生かし、ロールプレーを交えて子どもたちが教員や親との関係性を見つめ直す授業を実施。他人と比べず、自分の価値をはっきり捉えることで薬物を近づけない生き方にもつなげようと活動し、その輪は関東などにも広がっている。
新コミュニケーションで偏見や差別の生じない世界を目指し、万博ではこれまでの事例を「長崎モデル」としてステージやパネル展示で発表する予定。
中原さんは「ユニバーサルなまちづくりが進んでいても、心のインフラはまだまだ。そのサポートをしていく動きを発信したい」と話した。

※「長崎モデル」とは・・・
長崎で始まった活動を知り、共感した方々が集まり始めたプロセスでその形が「長崎モデル」と称されるように。
もとより、モデルケースをつくる思いと合致し、現在活動を展開中。

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