愛知支部 第10回コミュニティサロン 開催報告

開催日:令和8年3月28日(土)
【今回のテーマ】
「他者とは?」データファイル14
~苦しみが才能へと転換するプロセスを知る~
第10回愛知コミュニティサロンを開催しました。
「苦しみは、システムによって昇華されたとき、人が真似できない能力へと変わる」という視点から、自身の人生経験や現在の出来事を重ね合わせながら対話を深めました。
また後半では、この夏開催予定の「ジモトミライ★プロジェクト」について企画内容を共有し、未来へ向けたアイデア交換も行いました。
■ 今回のテーマ
今回の対話では、
• 過去の苦しみは何を教えてくれているのか
• 人生で経験した出来事はどのように才能へ転換されていくのか
• 大人が未来へ希望を示す存在になるとはどういうことか
という視点から、一人ひとりが自身の体験を振り返りました。
■ サロンの様子
参加者からは、さまざまな体験が共有されました。
先日開催された「不登校・引きこもり」をテーマにした事例検討会では、現役の教職員や福祉関係者、保護者、当事者など、それぞれ異なる立場から語られる声に触れ、かつて自身が不登校だった頃には見えなかった先生方の思いを受け取ることができたという体験が紹介されました。
「当時は学校からの電話を煩わしく感じていた。しかし先生方の立場を知ることで、同じ出来事がまったく違って見えた。」
そんな認識の変化が共有されました。
また、「大人って楽しそう。」
そう子どもたちが感じられる社会をつくりたいという思いが、夏休みイベント企画とも重なり、上映会から続く流れが未来へつながっていることを実感する声もありました。
さらに、上映会へ参加された方が新たにPTA会長に就任されるなど、新しいご縁や地域とのつながりが広がり始めていることも報告されました。

■ 苦しみが才能へと転換されるプロセス
データファイルの「努力して獲得した仕事であっても、自分の本当の望みを見つける機会に溢れています。」という一節からは、
現在の職場で感じている監視されているような感覚が、自分自身を認められていないという内面を映していたことに気づいたという体験が共有されました。
これまで欠乏感を超える体験を積み重ね、今回は自己否定というテーマが終わろうとしていることを感じ、新しいステージへ進もうという思いも語られました。
また、「苦しみがシステムで昇華された時、人が真似できない能力へ転じる」という内容からは、
芸能界を離れた後に人生が大きく変化した紹介者の事例を通して、苦しみそのものが未来の才能へと変わっていく可能性について深い共感が生まれました。
■ “正しさ”の向こう側に見えたもの
家庭や結婚、仕事、お金、人間関係。
それぞれが「こうあるべき」と信じてきた価値観を振り返る中で、
・自分の親を見て結婚に希望を持てなかったこと。
・仕事を通して自己否定を感じ続けていたこと。
・「まずは私でしょう」という思い込みがお金との関係にも表れていたこと。
・大学時代のいじめや悲しみ、怒りが、今では全く違う景色として見られるようになったこと。
・大切なお孫さんを見送るために制作したバルーンへの執着を通して、自分の悲しみや愛着に気づいたこと。
参加者それぞれが、体験を通して、自分自身の内面を丁寧に見つめる時間となりました。
■ ジモトミライ★プロジェクトへ
後半では、夏休みに開催予定の「ジモトミライ★プロジェクト」の企画書を読み合わせました。
参加者からは、
• とても分かりやすく整理されている
• 愛知らしさが伝わる資料になっている
• 長崎との違いも面白い
• アイデアが次々に湧いてくる
など、多くの意見が交わされました。
今後はグループLINEでもアイデアを出し合いながら、地域全体で企画を育てていくことを確認しました。
■ 印象的だった気づき
今回特に印象的だったのは、「子どもを侮っていたのは自分だった」という気づきでした。
物語を読みながら、「僕だったら、ちゃんと知りたい。」という子どもの言葉に触れ、子どもたちには大人が思う以上の受け止める力があることを実感したという声がありました。
また、悲しみの出来事さえも、明るく未来へつながる記憶へと変えていける可能性が共有され、会場全体が温かな希望に包まれました。
■ 愛知モデルとしての実践
愛知コミュニティでは、一人ひとりの認識の変化を、教育・地域・家庭へとつなげる実践が着実に広がっています。
上映会から始まった地域とのご縁は、学校、PTA、教職員、保護者、子どもたちへと自然につながり、新しい地域コミュニティづくりへと発展しています。
「大人が本気で人生を楽しむ姿」を見せること。
それこそが、未来を担う子どもたちへの最高のメッセージであることを、今回のコミュニティは改めて実感する時間となりました。
■ 今後の展望
7月・8月に予定している「ジモトミライ★プロジェクト」に向けて、後援申請や企画内容の具体化を進めながら、地域・学校・行政・企業との共創をさらに広げていきます。
新コミュニケーション協会が大切にしている「相互認識のコミュニケーション」を基盤に、一人ひとりの認識の変化を地域の価値へとつなげ、「人がつくる美しい未来」の実現に向けて歩みを進めてまいります。