isee! Working Awards 10周年スペシャル登壇 ― 公共交通から広がる未来社会の共創モデル ―

【日時】2026.1.18 14:00~16:00
【場所】神戸アイセンタービジョンパーク
2026年1月18日、神戸アイセンタービジョンパークにて開催された「isee! Working Awards 10周年スペシャル」に登壇いたしました。
本イベントは、これまでに生まれた就労の実例やアイデアを振り返りながら、現場・経営・当事者・専門家の視点を重ね、「これから社会にどう実装していくか」を探る場です。
私たちは、2023年に受賞した
「視覚障害者のホントを見よう ― isee!運動」
のその後の展開について発表しました。
公共交通から始まった「心のバリアフリー」
本取り組みは、長崎において
公共交通機関(バス・鉄道)と視覚障害当事者が対話を重ねることで生まれました。
業種や立場を超えた相互理解から、
“支援する・される”を超えた関係性が生まれ、
未来型のユニバーサルなまちづくりが動き始めています。
「久美ひも」が生み出す、内面と社会の接続
この活動の根底にあるのが、
私たちが実装している「相互認識のコミュニケーション」です。
その実践の中から生まれたのが、
視覚障害のある方々が触覚とリズムを活かして創り出す「久美ひも」です。
久美ひもは単なる製品ではありません。
- 自分を知り、整えるプロセス
- 役割と誇りを取り戻す体験
- 社会とつながる“入口”
として機能しています。
一本では弱い糸が、結び合うことで強く美しくなるように、
人もまた、つながりの中で本来の力を発揮していきます。
広がり始めた「共創の連鎖」
この実践は、福祉の枠を超えて広がっています。
- 教育現場での人材育成セミナー
- 教職員研修・大学実習への展開
- 商店街・企業との商品開発
- 地域活動への参画
「見つけられる・呼ばれる・求められる」
そんな循環が自然に生まれています。
福祉が“支援”で終わるのではなく、
産業・文化・地域へとつながる新しい社会モデルが動き始めています。
長崎モデルから、未来社会へ
この一連の取り組みは、
長崎で生まれた実践を基盤とした「長崎モデル」として、他地域へ展開可能な構造を持っています。
重要なのは、「同じことをする」ことではなく、
人の内面を整え、社会と接続する構造を共に創ることです。

共に創るステージへ
私たちは今、次のフェーズに入っています。
このモデルを
- 教育
- 福祉
- 企業
- 地域
と横断しながら、社会へ実装していく段階です。
久美ひもという素材、現場で培われたプロセス、
そして相互認識のコミュニケーションという基盤を活かし、
共に新しい価値を創っていく仲間との出会いを求めています。
誰かを支える社会から、
誰もが担い手となる社会へ。
「心のバリアフリー」は理念ではなく、
共創によって実装できる“未来の社会インフラ”です。
この取り組みに関心を持っていただいた方、ぜひ一度、私たちの活動に触れてみてください。
そして、次の社会を、共に創っていきませんか。