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小学生向け「人権学習プログラム」 第3回目 授業

今年度より始まった新コミュニケーションによる人権学習プログラム、3回目の授業レポートです。

第3回目「いじめのしくみ」

2025年11月26日(水) 5・6校時

【4年生】「自分の思いを大切に!~伝える楽しさ・伝わる楽しさ~」
     
感情の表現は無限に広がります。
ゲームを通してさまざまな感情を演じ、それがどのような感情かを互いに当て合う活動を行いました。

「表現することが苦手」と思い込んでいた子どもたちも、機会を得ることで積極的に思いを表現し、思いがけない才能の片鱗を見せてくれました。

最後の場面では、子どもたち自身が協力して進行にも挑戦。
その姿を心から喜ぶ先生の笑顔が、子どもたちにとって大きな安心と喜びにつながっていることを感じました。

語彙の少なさが課題とされがちな現代において、多様な感情に触れる機会の大切さを改めて実感する時間となりました。

【5年生】 「自分の思いを大切に!~伝える楽しさ・伝わる楽しさ~」

日常の何気ない会話にも、「自分の状態」と「受け取る側の状態」が映し出されていることを、ゲーム形式で体感する授業です。

友だちがどのような状況でその言葉を発しているのかを「観察」することで、子どもたちは相手の背景や思いを丁寧に読み取っていました。
表現に恥ずかしさを感じる友だちに対しても、その観察力を通じて敬意を払う姿が見られ、思い込みではなく理解へとつながる関わりが生まれていました。

小学校の一年間の成長は大きく、それぞれの学年に個性があります。
その一瞬一瞬の成長に触れられる学校現場には、多くのきらめきがあふれています。

そのきらめきは、子どもたちだけでなく、関わるすべての大人に力を与えてくれるものです。
教育現場の尊さと可能性を改めて感じる時間となりました。

2026年1月19日(月) 5・6校時

【3年生】「自分いじめってなに?」
自分の中にある二つの思い。

これまで別々で、まったく違うものだと感じていた子どもたち。しかし、どちらも自分にとって大切な思いであることを、授業を通して見つめていきました。

道徳で扱った題材をもとに、一人ひとりの思いを出し合い、混ぜ合わせながら考えを深めました。
表と裏、本音と建前、自分の気持ちと相手の気持ち――二つに分かれているように見えていたものは、決めつけや思い込みによって固定されていたことにも気づいていきます。

全3回の授業を通して、子どもたちは自分の思いを伝えることを楽しめるようになり、同時に友だちの言葉をしっかり聴く力も育まれていきました。

うれしそうに関わり合う子どもたちの姿には、
「自分を見てもらい、認めてもらえる喜び」と、
「自分の思いを伝え、相手を笑顔にできる達成感」があふれていました。

そしてそれは、先生やご家族、地域の方々が共に願っている姿でもあります。
唯一無二の自分を大切にすること、そして周りの大人たちはいつも応援している存在であることを伝え、授業を締めくくりました。 

【6年生】「後輩に伝えてみよう!オンリーワン」

欠席している児童も、椅子の上にタブレットを設置しリモートで参加。
離れていても互いを自然に認識し合い、大切にし合う姿が印象的でした。

これまで新コミュニケーションに触れてきた児童たちは、進学に対する大きな不安を抱えていませんでした。
一方で、大好きな担任の先生の進学に対する不安や悩みを真剣に受け止め、自分たちにも同じような気持ちが生まれたとき、「不安と同時に安心もある」と認識していきたい、と主体的に発言してくれました。

「自分を知り、学び、成長する」――その集大成として、翌日に行われる3~6年生対象の薬物乱用防止教室で、“後輩へのメッセージ”を発信することに。

人権学習で得たエッセンスをもとに、それぞれが寸劇を演じ、動画として記録しました。
保護者の皆様も、その成長した姿に温かいまなざしを向けておられました。

未来を担う子どもたちの、輝かしい姿がそこにありました。

【すべての授業を終え】
未来を担う子どもたちの健やかな成長を支えるのは、家庭・学校・地域、そして子どもたち自身です。

新コミュニケーション協会は、すべての人が主役となり、対立ではなく互いの思いを混ぜ合わせていく「相互認識のコミュニケーション」を基盤に、全世代に共通する新しい物事の捉え方を社会へ広げていきます。
今回の授業は、その可能性と社会的意義を、教育現場の中で確かに実感する機会となりました。

また、毎回の授業づくりにおいて丁寧な打ち合わせを重ね、ご協力くださった先生方に、心より感謝申し上げます。

この実践の積み重ねこそが、長崎から生まれた「長崎モデル」として広がり、「いのち輝く未来社会」の実現へとつながっていきます。

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