「”見えなくなる”その先にあった可能性」年末特集でTV報道されました!

【日時】2025.12.26
【番組】KTN テレビ長崎 Live News イット
― 久美ひもが生まれるまでの物語 ―
KTNテレビ長崎の年末特集にて、私たちの福祉分野での取り組みが報道されました。
今回のテーマは、新コミュニケーションで視覚障害と向き合う中で生まれた“新しい生き方”の可能性です。
その中で、特に印象的だった一つの言葉があります。
「たとえ目は見えなくとも、心の視野は広くありたい」
視覚を失うという現実は、それまで築いてきた資格や役割、日常の多くを揺るがします。
しかし、新コミュニケーションを通じて見えてきたのは、“失われた”という事実だけではありませんでした。
その奥に、同時に開かれていく感覚の存在がありました。

見えないからこそ研ぎ澄まされる手先の感覚。
深く静かに持続する集中力。
そして、相手を通して、自分自身に向き合う事で、広がっていく相互認識の豊かな世界。
そうした変化の中で出会ったのが、「組みひも」でした。
日々、手の感覚と対話するように紡がれていくその工程は、やがて確かな技術となり、
“職人”を目指す領域へと育っています。
それは単なる技術の習得ではありません。

これまで社会の中で無意識に抱えてきた、「迷惑をかけてはいけない」「遠慮が美徳」という思い込み・決めつけを超え、支え合いながら“価値を生み出す”相互認識の関係性へと支援する側も、支援される側も立ち上がっていく「心のバリアフリー」のプロセスそのもの。
私たちは、この作品とその背景にある物語に、「久美ひも」という名前をつけました。
人の内面と社会が、美しく編み合わさっていく。
その象徴としての名称です。
久美ひもは、単なる製品ではありません。
それぞれの人生における再出発であり、絶望が希望へと転換された証でもあります。
現在、この取り組みは素材を活かしながら社会へと届けられ、多くの方に愛される存在へと広がり始めています。
今回の報道は、「障害=できないこと」という認識を超え、新たな価値創造の起点がここにあることを社会に示してくださいました。
そしてこの実践は、「isee! Working Awards」で発信してきた取り組みともつながっています。
見えないことから始まる、新しい価値。
一人ひとりの内側にある可能性が社会と結びつくとき、そこにはこれまでにない“生き方”が生まれます。
「たとえ目は見えなくとも、心の視野は広くありたい」
その言葉の通りに、可能性は、確かに広がり始めています。
私たちはこれからも、その広がりを社会の中で実装し続けていきます。